華鈴の父兄弟は、戦後の厳しい時代を生きてきた人です。
祖母は父兄弟が幼い時に亡くなっています。
父を含め父兄弟たちは
華鈴がこわくて口に出せないことさらっと言います。
ガンで入院している親戚が入院直後に切除手術したけれど、その後2ヵ月経たない内に転移が発覚して再手術。
家でそんな話をしていた時に父が
「何回も手術するようならダメだ」と。
先日、伯母と父がその話をしていたら
「そんな風になったらもう長くないでしょ」と伯母が言う。
華鈴は同じことを考えていても
考えはしても、口に出すと本当になりそうでこわくて口に出せないんですよ。
今のような平和な時代では無かったから、きっと人の死がもっと身近だったんですよね。
だから
死を自然に受け入れられるというか、
死を自然なことだと思っている。
華鈴は
命あるものにはいつか死が訪れると頭ではわかっていても、辛い・悲しいから避けたいと思うんです。
父兄弟世代は
自然なことに正面から向き合えているんだなぁとしみじみ思いました。
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